2013年4月1日月曜日
おじいちゃんからの手紙4
お便りの絵はがきは、どこか目にしたことがあるかのような絵柄。
満期退営とあるのは中国大陸から帰ってきた人の事を言ってるのだろうか?
描かれた女性のようにこんなに深々とお辞儀することなど、わたしにはこの先もないかもしれないな。
年が明けて、昭和17(1942)年元旦のお便り。
お目出とう其方はお変り有りませんか
自分も益々元気で銃剣術に気合を掛けお陰で体重も増して本調子となりました
二六〇一年も終りを告げ三十と云ふ代変りの年を軍隊に迎へ
過去を返り見て感慨無慮です
班内の窓からは化粧した富士が朝日にそびへ屋根には眞白な霜が
隊では来る八日行はれる観兵式予行演習を毎朝起床同時行って居ります
皆んな元気で好い年を迎へて下さい
何と云っても体が一番大切ですから
〇ー坊は丈夫でせうね
お正月は五日頃迄外出面会も出来ず町のニュースをお便り下さい
わたしは30歳になった時に何にも違いを思わなかった。
よく、「30代は楽になるよ~」なんてことも聞いたりしたけど、特になんとも。
振り返るような過去を持ち合わせていないからかもしれない。
以前、団塊の世代の寿命は長いというのを聞いたことがある。
それとともに、それ以降の世代の寿命はその世代に比べれば長くないともいっていたような気がする。
いつか終りが来るのだけれど、もし日本人(わたしの世代)の寿命が65歳ぐらいとするのならば、たいして振り返るものがなくともおじいちゃんのように過去を見て姿勢を正さなくてはいけないのかもしれない。
どこに暮らしていても「何と云っても体が一番大切ですから」ね!!
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