2011年5月21日土曜日

のどかだけどやっぱり暑いんだよね

今、外はものすごいストーム。
家の近くは雷の共鳴がすごい。風も強いからまた木がなぎ倒されたりしてるんじゃないだろうか。わたしの住んでいるコンドミニアムでも、バルコニーに掛けてある簾が外れて植木鉢が落ちたりしている家もある。
自分のバルコニーを見ると、排水溝から水がガボガボしていて「まさか、家の中に水が来ちゃうの?!」というぐらいの雨の量。恐ろしくておかあさんに電話してしまった。「これがマレーシアのストームなのよ~。窓際にタオルでも置いておきなさい。」というアドバイス。
幸い、小鳥も鳴き始めて雨も弱まってきた。






少し前におかあさんとおばさんとおじさんと知り合い(たぶん親戚だけど、つながりが複雑でわからない)の所にあかちゃんを見に行った。

Kuala Pilahという所。
ネグリセンビランにある町で、町の中心部には戦前のショップハウスが今も残っている。中心から離れると、そこはマレーカンポンハウスが点在するのどかなエリア。
このエリアにあるマレーカンポンハウスは今まで見たことのあるものよりも、比較的大きくてよくメンテナンスされているよう。
それぞれの家がとてもカラフルでかわいらしい。車だったので残念ながら写真はとれなかったけど、どれもとっても雰囲気のあるもの。絵本の中のような色合い。
木々の中の道を通ると田んぼなんかも見ることができて、とても絵になる風景。


途中、一軒の家に寄ってみました。


カンポンハウスにホームステイできるというプログラムがある。ほんとに人が住んでいる。

家の中はこんな感じで、ここに泊まって魚釣りに行ったり料理をしたりお祈りを教えてもらったりと、マレー人の暮らしを体験できる。シャワーは溜めてある水を浴びるスタイル。

おそらく、こういったプログラムはマレー人の人々の生活をサポートするものでもあるのか、この家もこのプログラムを始める前と比べると家がとてもきれいになっている。きっと援助があるんだろうと思う。
突然訪ねたわたしたちにも、お茶を出してくれてホームステイについて説明してくれた。こういうホスピタリティというのがマレーシアの良い文化の一面でもあるんだと思う。
ここを去ってから、おかあさんとおばさんは「もしかして、彼(そのお宅のマレー人のおとうさん)はAPIの後ろに日本人のお客さんを期待したかもしれないね。」と。


その後、町の中心部へ行って知り合いのお店へあいさつ。


知り合いのお宅でお昼ご飯。
久しぶりにタールで食べました。

サモサもやっぱり家ごとにちょっと違う。

これこそ「リアルマトンカレー」。ローカルマトン(=ゴート)はとっても柔らかい。「リアル」の理由はこの油のレイヤー。でも、見た目よりもまったく辛くない。

チャパティをちぎってライスと混ぜて、そこにさらにマトンカレーをかけて混ぜて食べる。
おいしかったな~。



帰り道はもひとつ寄り道。

Seri Menantiという所。
ここはネグリセンビランの王様の宮殿があるところで、とてものどかで静かで美しい。王宮までの道はちょっとした山の中だけど、きれいに舗装されている。

100年ほど前に建てられたこの古い宮殿は、4階建てなんだけど釘を一切使っていない木造建築で、一番高いところからの眺めは天守閣からの眺めのよう。現在は博物館として開かれていて、その隣に現在の宮殿がある。フラッグがあがっているときは王様が宮殿にいるという意味。


ネグリセンビランはミナンカバウと呼ばれる人々がやって来て治めてきた歴史がある。
おかあさんの話によれば、ミナンカバウは男性よりも女性の力が強いそうで、財産なんかについても女性のほうが権利が強いのだそう。現在の法律ではどうなっているのかわからないけど、そういう伝統をもつ人々なのだそうだ。
それから、ミナンカバウという名前には「牛」という意味があって、女性の伝統衣装で頭に巻かれている布は牛の角のようになっている。町の中でそういった装束の人を見ることはなかったけれど、建物の屋根はその牛の角の形を模したものになっているのを見ることができる。

Kuala Pilahには戦時中に日本が残した厳しい記憶もあるようだった。




あっ、あかちゃんはかわいかったですよ~。
おばあちゃんは、なんと、46歳。若い!!






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