2010年10月29日金曜日

あの場所のその後

近所のギリシャに思うことに書いた場所がやっと更地になった。
長かったな。。。



あれだけ巨大なものがあった場所だけに、フェンスが取り払われて現れた土地は広大。
むき出しの赤い土は雨によって流れやすいため、こんなふうに更地にした後には芝生の素みたいの(円形の芝の塊?)を土地一面に敷き詰めていく。炎天下2,3人でこの作業をしながら毎日水もあげてる。
もちろん、そんな様子を写真撮っている人なんて自分以外いないよ。



どんなものに生まれ変わるのかはまだ建築計画も掲載されていないから知らないけど、たぶん住宅かな。素人考えだけど、この土地価値ありそうじゃない?
写真ではわかりにくいんだけど、この斜面の土地からはKLタワー、ツインタワーなんかが見える。夜はもっときれいだ!
電車の駅にも近い。


ここにコンドミニアムのような集合住宅が建設されれば、散歩がてらに眺めを楽しむなんていうのはできなくなってしまうなぁ。それは少し残念。(でも、他にも静かでちょっといいとこあるんだ)
建設が始まれば大きな車が行き交い、のんきに道なんか歩いてる場合じゃないかもしれないし。
そして、完成までには今度はどのくらいの時間がかかるんだろう?


もう途中でほったらかしになりませんように。。。



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2010年10月27日水曜日

外食といえば、ね

日本滞在中のこと。



だんなさんと外食のために渋谷に行ってみる。
どこの都市でも街はどんどん変わっていくのが当たり前。渋谷もどんどん変わってきているようだった。
日本にいた頃に行っていた飲食店のひとつへ行ってみると、以前ほど満足するものじゃなかった。前はおいしかったのになー。
以前に比べて、街に低価格のものが多くなってきているような気がする渋谷。その土地でその店のコンセプトを維持するのは難しくなってきているのかもしれない。または、単純にわたしたちの記憶が美化されていて期待値が高かっただけなのかな?それとか好みの変化かな?
今回は行かれなかったけど、「日本海(チェーンじゃないの)」という雑多な居酒屋が変わってなければいいな。




気を取り直して、ある日の外食はメキシコ料理店「サルシータ」。

恵比寿から広尾へ移転してからは初めて行ったけれども、変わらずにおいしかった!
ほんとにおいしかった!
恵比寿の頃はカウンターにテーブル席がひとつというこじんまりとした感じだったのが、広尾ではテーブル席がメイン。カウンターの中でシェフが料理をしたものがすぐに目の前に運ばれてくるのもよかったけどね。
このお店のメニューには料理の説明が詳しくある。アメリカ風な重くて濃い味のメキシカンではなくて、ほんとにメキシコ料理。メキシコには行ったことはないけれど、ロンドンで知り合ったメキシコ人の彼女が作ってくれた料理のようなやさしい味がする。場所柄、きどった感じもするけどおなかを空かせて行けばいつも満足するものにありつける。
わたしたちはいつもモリモリ食べるのでお酒はあまり飲まないけど、そのお店のテキーラの品揃えはすごいのだと思う。食べるのメインでなくて、今度はお酒を楽しみに行ってみたいなぁ。
ちなみにランチもやってる。でも、おすすめは夜だな。


一番好きなのは「モエーテ」。
カリカリのパンの上に豆のペーストとチーズ、サルサソース。
この豆のペーストがほんとに大好き!

どの食べ物もおいしい。ずーっと続けてほしいお店。





食後、広尾から恵比寿まで歩く。
「なんだっけあのラーメンの店?」とか言いながら歩いていると、鉢に入ったきれいな蓮がライトに照らされていた。ラーメン屋は「一風堂」だった。
今回日本に来て気づいたけど、もう豚骨ラーメンが食べられない。
内臓の変化でしょうか。。。




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2010年10月26日火曜日

彼女の考えてること

このあいだ日本から帰ってきた時、おかあさん、おにいちゃん、おにいちゃんの奥さん、姪っ子が空港まで迎えにきてくれた。

姪っ子は誕生日プレゼントにあげた白いワンピースを着て、その下にカラフルなロングパンツっていうユニークな格好でお迎えに来てくれた。
どうしても両方着たかったみたい。「お気に入りなの」とワンピースの裾をめくって見せてくれた。


帰りの車の中で彼女がおもしろい話をしてくれた。

姪っ子「ハンガリーってハングリーみたいだね」

大人「そうだねー」

姪っ子「じゃあさ、サースティっていう国はあるの?」

大人「えー、それはないなぁ」

姪っ子「スリーピーは?」

なんて言いいながらそのうち寝てしまった。
ハンガリーという国を知ってるとも思わなかったけど、こんなユーモアのある会話ができるなんてね。本気でそう考えていたのか、ジョークだったのかはわからないけど、4歳半ってこんな会話もできるんだ。



家族の贔屓目だろうけれど、彼女は年齢の割にはかしこいのかもしれない。
数ヶ月前におどろいたことは、遠近法をわかって絵を描いていること。紙に描かれたプリンセスたちの中に、ひときわ小さい人がいたので聞いてみると「このプリンセスは遠くにいるから小さいの!」と。
わたしが遠近法とか意識して絵を描けたのなんて小学生になってからだったと思う。
もしかしたら、彼女だけではなくて彼女らの世代はそういう理解をするようになるのも早くなっているのかな?

そんな彼女だけど、最近すごーくさみしくなるようなことを言ったりする。
一番悲しいのはおかあさん(おばあちゃん)に対して「こっちに来ちゃだめ」とか言うこと。。。
おかあさんからそういう話を聞くと、なんて言ってあげればいいのかわからない。彼女にとってはおかあさん(おばあちゃん)は絶対に「だめ」は言わないから、そんな悪態をつくこともあるのだろうか?
そういった部分は小さな子供らしいとも言えるのかもしれないけど、おかあさん(おばあちゃん)の気持ちわかってほしいよ。

9月から学校に行っている彼女、それによって我慢することとか誰かの気持ちを考えるようになってくれるといいな。誰も完璧じゃないけど、そういう優しい気持ちがあればお話の中のプリンセスたちのようになれると思うのに。やれやれ。




ネコは無防備に昼寝。これもマレーシア。


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2010年10月25日月曜日

ひとり美術館

日本滞在中のこと。


まだまだ暑さの滾っていた頃。涼しさと静かさを求めて根津美術館へ。
新しくなってからは初めて行ったけど、エントランスから天地逆転しそうなデザインで不思議だった。
隈研吾という有名建築家によるもので、数々の有名建築物のある青山エリアでも人気のあるものなんだろう。



クアラルンプールは日々新しい建物が建てられている様子だけど、東京のように世界中の建築家による建物が見られるわけではないと思う。わたしが知らないだけか。。。
誰が設計したかはわからないけど、東京には見られないデザインの建物も多く存在する。
もしかしたら、この先クアラルンプールも、ただ新たな建物を建てるのじゃなくて建物自体のデザインによって人々をひきつけるようなものが出てくるのかもしれない。
そうであれば楽しみだな。
ただの箱ではなくて、デザイン自体もその建物のブランドやエリアを高めるものになっていく可能性があるんだろう。

そんな中、家に届いたDMの中に新しい物件の案内があった。
Kenny Heightsという新しい物件なんだけど、これがKengo Kuma & Associates、Zaha Hadid Architects、Conran & Partners、John Van Hage、Hecker Phelan & Guthrieなどのチームからなるプロジェクトなんだってさ!こういうのも始まってきているんだね。
もちろんすご~く高級な物件なわけだけど、こういうプロジェクトが進んでいくというのはマレーシアに住む人の価値観が変化してきているサインじゃないかと思う。そして、住む人の国籍もさらに流動的になっていくのかもしれない。同時に、価値観や生活スタイルにさらに大きな差が生まれていく状況になっていくのかなぁ。
買わない(買えない、住めない)けど、ぜひとも内覧に行ってみたいもんだ。これだけのコンセプトのプロジェクトでも、結局施工がマレーシア水準であればいろいろと問題も出てくるんじゃないだろうか。
でも、おもしろそー!




根津美術館では「いのりのかたち」という展示があり、わたしよりも年上の来館者でにぎわっていた。

仏教美術の展示では説明があってもよくわからないのが常で、今回も説明を読んでもなんのことやらのものばかり。やはり年上の人目線の説明なのかなぁ。みなさん先輩ですもの、そりゃ物知りだよね。
作品によっては英語の説明もあり、時々そこから「あ、そうか」なんてわかることもある。


おもしろかった作品:

・十二因縁絵巻-釈迦の前世善行と現世事蹟、十二の因縁説明の比喩譚でとてもユーモラス
・蟠螭文壺-まず漢字が読めなかったけど「ばんち」と読む、龍のこと
・呉州赤絵干支文大皿、呉州青絵船魚羅針盤文大皿-明時代のもので描かれているモチーフが海に関係するもの、方位がデザインされていて星座も描かれている、海を渡ってきた皿なんだと納得、swatow ware
・青磁輪花形大皿-中央アジアや中東アジアでは裕福な家の食卓に使用されていたそう、シルクロードの時代の豊かな食卓を想像すると素敵、celadon glaze


初めて知ったこと:

・像を数える単位には「軀(く)」と「基(き)」がある、でもなにがどっちかわからないなぁ、目録を見ると「~立像」は「軀(く)」のようだけど「~坐像、~像」は「基(き)」みたい
・釜、炉、水指、茶碗、茶入は「口」と数える
・棗など組み合わせのものは「合」と数える



ちょうどいい大きさの美術館で、集中力も切れずに展示を楽しむことができるのはいいね。
印象に残る作品も多い。



表参道へ出て木陰を歩いていればまだ涼しかった。道にとめてある自転車が表参道らしい風景だな。
その後、明治通りを渋谷に向かって歩いたら顔半面だけ焼けるぐらいの陽射し。
歩く人々もとたんに若い人ばかりになった。


風水にくわしいわけじゃないけど、根津美術館から明治神宮までのまっすぐな道には何かありそうだねぇ。



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2010年10月20日水曜日

もう10月終わるよ

日本滞在中のことを書いてたうちに、また日本に行ってしまって日本の夏の記録も書けてない。
あら~、そんなうちにもう10月半ば過ぎている。。。
31にもなったしなぁ。

昨日の夜にマレーシアに帰国。
さっそく汗が出てるけどとても気持ちいい!湿った空気もいいよ!

今日はしばらく誰もいなかった家の掃除。
掃除を手伝ってくれる女性が来たんだけど、わたしがマレー語を理解しないせいで難しかったなぁ。
ウォシュレットを洗剤と水でじゃぶじゃぶ洗っていておどろいたよ。
その後、だんなさんと電話で話した時に「わたしマレー語習わなきゃかなー」と言ったら、「それより英語でしょ」と。
「はい」


またぼちぼち日本滞在中のことを書こう。





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