2013年3月31日日曜日

ひさしぶりに涙


のんきにPCの前にいたらキッチンからガサゴソする音。
「はっ?」と思い、キッチンに行ってみると猿がいた!!

「ぎゃ~!!」と叫んで猿に向かって行ったら逃げて行ったが、すっごい怖かった。

今朝はマーケットに行って、ソロパパイヤとみかんとグァバを買った。
キッチンカウンターの上に置きっぱなしにしてあった。


パパイヤは床に落ちていて、つるしてあったバナナも食べてたし、クラッカーの袋も開けようとしてしてたみたいで床に転がっていた。
ドライパイナップルも手をつけてたみたいだったから捨てた。。

















最近、家の裏の木を切ったせいもあるんだろうか?
動転しておかあさんに電話したら「わたしたちが彼らの住む場所をおかしてるからしょうがないわね」と。おかあさんのおうちの辺りではその昔、猿がおうちに入ってきてお米をひっくり返したり、玉ねぎをおいしそうに食べたてたりしてたんだそうだ。

今日のこのハプニングもわたしがマレーシアへ慣れていく上で必要な儀式だったのかしら?
猿の洗礼などなくてもよかったけど、のんきにばっかりいられない。
でも、びっくりした時に大声が出てよかったのかも。

窓にグリルをつけないとな。。
まだ、体がざわざわする。


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2013年3月27日水曜日

おかあさんのマトンカレー



このあいだお友達がおうちに来た時にマトンカレーを作りました。
おかあさんのレシピでね。


マレーシアに暮らすとカレーを食べる機会が多いし、それにとても気軽に食べられるものでもある。マトンをはじめとしていろんな種類のカレーがあるから、どれが自分の好みかもよくわかる。
その反面、外で気軽に食べられるから家で作らなくてもいいかな~、というふうにもなっちゃうんだけど。。

マレーシアのカレーは南インド系のものが多いし、そういうのは気軽なお店で食べられる感じ。北インドの料理はちょっと洒落たレストランで提供されていることが多いのかもしれない。
南インドのカレーはグレイビ―(汁、ルー)が軽くて、野菜や魚なんかも多く使われている。ベジタリアンの人が多いからかな?
北インドのカレーはグレイビ―(汁、ルー)が南インドのものに比べれば重めで、マトン、チキン、ビーフなんかの肉を使ったカレーが主流かな。

日本にあるインド料理店では北インド風が主流なよう。「ほんとはバターチキンカレーなんてない!」とだんなさんは言う。
まぁ、インドに拒否反応のある彼が言う事だからほんとかどうかはわからないが。。

イギリスもインド料理店はたくさんあるけど、それもまた大きく違った気がする。
甘めな味付けとゴロゴロとした肉や野菜。その重い感じというのはリッチとも言えるかもしれないけど、アジア人向けではないかもしれないな。
時々食べたくなるけど。




わたしのだんなさん家族は北インドがルーツだからか、みんなミートイーター。
とはいえ、カレーで一番おいしいのは肉よりもグレイビ―(汁、ルー)なんだと思う。



意外に簡単にできるから、作り方を紹介。


≪材料≫
マトン(ローカルマトンのレッグかショルダー)1/2キロ 
食べやすいおおきさに切る
玉ねぎ(赤いやつだがシャロットぐらい小さいやつじゃない)4-5個 
適当な大きさで、煮込むから気にしない
チリパウダーtbsp1/2
コリアンダパウダーtbsp1/4
ターメリックパウダーtsp1/2
ガーリックペーストtbsp3/4
ジンジャーペーストtbsp1/2
シナモン1inch
ブラックペッパーコーン好きなだけ
塩好きなだけ

※玉ねぎはたくさん入れるとグレイビーがたくさんできるよ。まろやかにもなるけど肉をそんなに食べない人はグレイビ―だけでも楽しめる。
※コリアンダーパウダーをたくさん入れると苦くなる。
※ターメリックパウダーをたくさん入れると黄色くなる。マトンカレーは赤っぽい色が目安だよ。
※ガーリック、ジンジャーペーストの分量をほんと目安で、好きなだけ入れてもいいと思う。
※塩はいつでもいいと思う。ガーリック、ジンジャーペーストは塩を加えて保存しているから、塩が強すぎないように気を付けたほうがいい。

1、    スパイスなど全部を肉と鍋でソテーする。油は入れない。
2、    玉ねぎが柔らかくなって水分が少なくなる程度までソテー。
3、    2カップぐらいの水(材料が水につかるくらい)を加えて沸騰。弱火で蓋をする。
4、    煮込み途中、水が必要とあれば適宜加える。
5、    お肉が柔らかくなったら、ちょい火を強めて玉ねぎがとけちゃうまで。
6、    グレイビ―がサラサラにしたければ、水を加えて調整。




インド料理ではガーリックペーストとジンジャーペーストが欠かせない。わがやもだけど、たくさん作って塩を入れて保存している。これらのペーストは煮込む肉を柔らかくする効果もあるんだそうだ。
おうちによっては、肉を柔らかくするときにはパパイヤなんかを使ったりもする。


マレーシアでローカルマトンという時、それはゴートです。
カレーを作る時、オーストラリア産のマトンやラムを使うとおいしくはできない。
なので、ローカルマトンを使うのがおいしい秘密なのかも?
TTDIではRM38/㎏とちょっと高いけど、スーパーでは見かけないようだからぜひお試しを!


まぁ、毎日食べるわけではないし、たまにはいいんじゃない?






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2013年3月26日火曜日

おじいちゃんからの手紙3


真珠湾攻撃があり、マレー半島へも日本軍が上陸した頃、おじいちゃんはまだ青山にいたようだ。


昭和16(1941)年12月10日のお便り。


お便り拝見致しました
向寒の折から母上様の神経痛叔母様又○子は??病勢如何ですか
自分は益々元気で軍務に精勤致して居りますから御安心下さりませ
又、○一郎君も無事入隊の事と存じます
一日一時間毎に世の中も変って行き来るべき合同問題も実施されんとし
日英米戦は開始され又入隊等非常に多忙をきはめて居る折から
面会、外出は勿論私事にはかまって居られない自分で有ります
書面にては思ふにまかせず店の事は○○氏に一任致し度く
今後如何なる状勢になるか分りませんが
又折が有れば相談致し度く何分宜敷く願ひます
○○子?


12月8日(真珠湾攻撃)を境にしておじいちゃんを含めて多くの人々が、家族や暮らし、国の今後を案じ始めたのだと思う。
家族からおじいちゃんへの手紙がないからわからないけれど、距離は近くてもなかなか会うことの叶わない人のことをいつも考えていたのだと思う。


現在わたしが暮らしている時代のように、自らで多くの情報を取捨選択して手に入れることの出来なかったこの時代の不安というものの大きさは計り知れないものだったのかもしれない。
でも、多くの情報を得ることの出来る現在でも、世界が果てしなく広がってしまっているようで、その大きさに手におえないような不安というのを感じたりもする。

自分とこの大きく広がっている世界がつながっている感覚が薄いからなんだろうか?



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2013年3月22日金曜日

我が家の近所


わたしたちが住んでいるところは所謂住宅街で、わりと昔からの住宅街。
ソラリスデュタマスにも近いし、モントキアラにもそんなに遠くないから日本食材だって買いに行かれるし、お友達に会うのもそう難しくはない。
中心街に行くのも渋滞がなければ10分ぐらい。
KLセントラル駅にだって空いてれば10分もかからない。(我が家は出張が多いから、駅まで送り迎えをよくやってる)

未だに緑も豊富だし、車の通りも少ないから、週末になるとジョギングや自転車に乗る人を多く見かける。結構、高低差のある地だから大変そ~と横目で見るだけだけど。

車がないとちょっと難しいけれど、一番近い駅にはがんばって歩いて15分ぐらいで着く。
車がない頃は歩いたりもしたもんだけど、今や全く歩かなくなり足腰の衰えの激しさったらない。時々日本に行った時に自転車に乗ると、筋肉痛になるほど。。



最近、一番近い駅であるPWTCに隣接されるショッピングモールがリノベーションされるという事を聞いた。

今はSunway Putra Mallという名前に変わったのだけど、それ以前はその名もThe Mallというショッピングモールで、今や無きヤオハンというデパートが入っていたんだそうだ。
そのせいもあってか、その周辺にあるコンドミニアムには日本人を含めて多くのロングステイヤーが暮らしていたらしい。現在は、入居者に学生さんなんかが増えていると聞く。
たぶん、このモールのこれまでの状況がほんと「廃れた、寂れた、死にそうな」というふうになってしまったからなんじゃないかな。
スーパーをはじめとして、他のテナントも、わたしが暮らしている期間でもこのひどさは悲しくなるくらい。すごく良く言えば、ものすごいどローカルショッピングモールということなのかも。
Chow Kitマーケットにも近いから、それこそ下町というエリアなのだと思う。

そんなモールにあったお店たちがどんどんと閉店していって、なおさらどうしようもない風になってしまった。
どうしようもないなりに、一番近いし、時には車を停めて電車に乗ったりもしていたし残念なこと。

スーパーのお兄さんによれば、3月末で閉店して、今後約2年をかけて全館のリノベーションをするんだそうだ。
2年て長いな~と思う反面、このモールがまた活気のある場になっていったらいいなと思う。

それから、わたしたちの家も多少のアプリシエーションがあるかしら?なんて思ったり。
まぁ、PWTCと言えばUMNOビルディングだし、マレー風味たっぷりなショッピングモールになるのかも?


車は必要だけど、ほどよく下町に近いこの場所も悪くはないよ。



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2013年3月11日月曜日

おじいちゃんからの手紙2


おじいちゃんが所属していた部隊は内地でいくつかの土地を移動して最終的にスマトラへ向かった。最初は東京にいたけど、演習の際には遠出をしていたみたいだ。

前回のお便りでは「毎日のように代々木にて教練して居りますが~」とあったけど、そこは現在の代々木公園。



今回のお便りは写真のハガキ。
昭和16(1941)年8月19日。
写真の様子は、「歩兵突撃ノ實況(於冨士裾野)」とある。













暑い東京を逃れて富士滝ケ原へ
日中は相変らず暑いですが朝夕の気分は皆さんの想像におまかせ致します
益々元気で体重も増し演習に勤めて居りますから御安心下さい
二十二日は帰営の予定ですが其の時は軍装の寫眞をお目に掛けます
皆様に宜しく





東京から離れて富士山の麓の地へ演習へ行った時のお便り。
入隊から約2ヶ月でこんな写真のような事を行っていたんだろうか?
これから各地へ出兵していく人々にとって、ここでの演習は肉体的なことだけでなく、富士山そのものの景色と、その景色とセットになっている感情というのを強く心に焼き付ける事になったんじゃないかと想像する。


最近、友達が撮った富士山の写真を見たけど、とても美しい日の光の中の富士山でした。





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2013年3月8日金曜日

おじいちゃんからの手紙1


今回の一時帰国で戦中のおじいちゃん、家族、友人とのハガキを持って帰ってきた。

日付が曖昧なものや、よく読めない字があるけどなるべく時間に沿って順にブログに書いていきたいと思う。

大正2(1913)年生まれのおじいちゃんは派遣先がスマトラ島だった。ちょうど今年はおじいちゃんが生まれてから1世紀!!
お便りは検閲があったのだからネガティブな事はほとんど書かれていないけど、それよりもやっぱり、限られたスペースに家族の事以外を書くなんて考えられなかったのかもしれない。





では、今日は昭和16(1941)年7月22日のお便り。
ハワイ真珠湾攻撃の前のこと。。

涼しすぎる夏、雨ばかり降って不順な毎日ですが、皆さんお変り有りませんか
僕も元気で変りなく教練に内務に勤めて居りますから御安心下さい
入隊以来早くも一ヶ月余軍隊の飯も食べられるようになりました
けれども味等全然分りません
変れば変るもので野外に出て食べるハンゴ飯が一番楽しみで有り味なものです
二子多摩川へ七里の行軍は実に楽しい一日で旅行以上でした
毎日のように代々木にて教練して居りますが行き交う人もなつかしく、今度の休み迄には面会もできる事だろうと思います
○○子は好く笑うように成りましたか
だっこしてやりたいです
乱筆にてお便りまで...




おじいちゃんが軍隊に入ったのは彼が29歳の時ということになる。
東京の芝で鉄問屋をしていたおうちに生まれ、東京の繁華街を目にしながら暮らしてきたおじいちゃんにとって娯楽の少ない毎日というのはどういうものだったんだろうか?
このお便りは青山から送られている。ここから多くの人が各地へ派遣されていくことになる。




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2013年3月7日木曜日

日本からのやわらかいもの


ずっと放りっぱなしのやわらかいもの。
ブログに書いておかないと忘れちゃうわ。

ということで、さらりと。

これらもやっぱり何かの折の記念品だったりするのだけど、今見るとなかなか素敵。
綿の風呂敷、正絹の風呂敷、化繊の風呂敷とどれもそれぞれにいいとこがあるのね。



まずは化繊もの。










鮮やかな色合いが素敵だし、色のわりに豪快なデザインが意外だ。

次は綿の。










からし色って好きだな~
柄の種類と組み合わせが少し民藝を感じさせる。


これも綿。










柄部分の丸い模様に少しずつ違った色を注している。
会社の名前も染め抜いていて、生地もとってもしっかりしている。
きっと使っていく毎に良い風合いになるんでしょう。


これも綿。










細かく連続する柄は小さな花のようにも見えるし、空を飛ぶ鳥の群れのようにも見える。
伝統柄なのかしら?
にしても、紺と白だけでかっこいいデザインを作るもんだよね~



日本に帰国すると、デパートの和装フロアーの小物を見てみたり、きもの屋さんをのぞいてみたりするんだけど、現代では結構風呂敷って高い商品なんだね?
しかしそれと同時に、過去には叶わなかったものを現代の技術をもって生産したり、伝統的な工法を用いて新なデザインに挑戦したりしている商品を見ると、思わず買ってしまいたくなる。

自分には今のところ、あまり風呂敷を使う機会がないから金額と相談すると実際に買うことって多くはないけれど、その商品を製作している人のことを思ってみるとついつい。。?
だって、そういうものって日本じゃなきゃ買えないもんな~




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