2011年12月19日月曜日

我が家はこっち、おにいちゃんとこはあっち

日曜日の朝、PJで朝ごはん。

最近、週末の朝ごはんはTosaiを食べている。
University Hospital近くのSri Paandi。

わたしたちが注文して新聞を読んでると。。。
おにいちゃん家族がやって来た。うふふ、こういう偶然ってうれしいよね。
おにいちゃんたちはいつもは隣のGrand Cityというお店に行っている。同じくTosaiやBanana Leaf Curryの食べられるお店。

わたしたちがSri Paandiに行くのは、お店の人たちがてきぱきしていて注文を取るのが速いのと、間違えないから。Grand Cityは遅い、そして間違える。
でも、そのことをおにいちゃんに話してみたら「今は改善されたよ」とのこと。そして、食後のおにいちゃんは「やっぱりあっちのほうがおいしい」と言っていた。
若干(?)偏食気味の姪っ子も、やっぱりあっちのお店のほうが好きなようで、パジャマ姿の彼女はあんまり食べていなかった。

同じおうちに育っても食の好みは様々。
そして、マレーシアの人々は自分の好みに自信を持っているように見える。はっきり言うしね。
今後、人々が衛生面などをもっと気にするようになると、このマレーシアの外食も味や好みだけではやっていけなくなるのかもしれない。
わたしも気にならないわけではないけれど、規制が厳しくなったりしていろいろなものが消えていってしまうのならさみしい。


偶然の朝食はうれしかったけど、おかあさんのことを思い出した。姪っ子と一緒に食べたかっただろうなぁ。
でも、もう今週からスクールホリデー!彼女のお友達のほとんどが母国に帰ってしまうようだから、もあた一緒に昼食や夕食が食べられるかも。
エンタテイナーの彼女といる時のおかあさんはうれしそうです。



そう、ここには夜デサスリでドリアンを売っているおじさんが朝いるの。
いつもスクールホリデー中は娘を連れてお商売している。一番上のおねえちゃんは英語が話せて接客のお手伝い。妹たちもいろいろお手伝いしている。
SS2に比べてちょっと安いかな。
いつも笑顔だし、仲のいい家族で素敵だ。


マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年12月15日木曜日

あのリゾットをもう一度!

もう、唐突に思ってしまうことってよくあることだと思います。
特に日本で育ち日本に暮らしだと、わずか30年ちょっとのわたしの多くの時間は日本にあるわけで。。。

学生の頃だったか、学生終わったころだったか、銀座のイタリー亭で食べたリゾットが忘れられない!!
大麦のリゾットで蟹も入っていて、その麦のプチプチとした食感!!
あ~、食べたいよ~!
あんなにおいしいリゾットなんて今まで食べたことがない。
先週、麦のリゾットをマレーシアで食べたせいか、その記憶がモリモリと蘇っています。

また、タイムリーにも一緒に食べたあの彼女が2人目の子供を出産しましたー!!
おめでとう!
名前が楽しみだな。


昼食にはスパゲティなど食べたくなる時は多いのだけど、「おぉ、これぞ!」というのにマレーシアでわたしは会ったことがない(昼食としてね)。大抵、食後にのどが渇くかこみ上げるガーリックにやられるだけです。
なので、もっぱら家でジャコと菜の花的な野菜のスパゲティでやり過ごしてます。
さらには、我が家のだんなさんは「イタリア料理はレストランで食べなくてもよい」という意見です。
ひとりの昼食って困る。



今週末は罪悪感ありのだんなさんが外食に連れて行ってくれるかな?←いつもとは違うちょっとおしゃれするやつ




マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年12月8日木曜日

Bad girlは嵐の女

日曜日の夕方、だんなさんが洗車から帰ってきた途端に家の中は夜みたいに真っ暗になった。
外を見ると強い風で木が大きく揺れていた。
いつも雨が降る前は風が吹いてカーテンがバタバタ音をたてるから、雨の前の風はアラームのようなものかもしれない。

「今日はストームかもしれないね」なんて言ってたら、風もさらに強くなって雨がやって来た。
しばらくすると「ガシャンッ!」と音がしたから、「どこかの家から植木鉢でも落ちたか?」と思っていたら、ペントハウスの開いていた窓が風にあおられて地上に落下していた。

窓が落ちたけれど、我が家のエリアでは思っていたほど激しくはなかった。と言っても、雨上がりに外へ出かけたら、近所でも木が倒れたりしていた(以前のあったような大木とかじゃなかったが)。
近所では数日前から役所が道路際の木を切ったりしていて、予防の為だったのかと思うようなタイミングになったのかも。
猿が住んでたりして鬱蒼としている所があっても、木が多いおかげでこのエリアは少し涼しいから「え~、切っちゃうの?」と思っていたんだけどね。


でも、ニュースを見るとエリアによってはかなりの激しさだったようで。。。



マレーシアでは雨季になると毎年、マレー半島の東側の地域が大きな洪水なんかの被害にあっている。これはモンスーンの影響。
でも、今年はこのモンスーンに加えてラ・ニーニャ現象の影響もあって、例年は大きな被害はあまりない半島の西側の地域でも激しい雷雨が予測されている。それによって、地域によっては降水量が例年より20~40%も増える可能性があるということ。


年中だいたい暑いし雨だってある期間降ることはわかっているから、それに対応するインフラも整備されてはいる。

SMART Tunnelというのもその一つで、雨水や溢れた水を誘引していく部分と車の通る部分がある。車用のトンネルは交通渋滞緩和のためでもあるけれど、雨量が多くなればここも水を流すための部分になるそう。

当たり前だけど、街の中には道路際に側溝があって水を流すようにしている。が、これがゴミで詰まってたりして、水が溢れてしまう原因でもある。いくつか流れている川も同じように、ゴミが原因で流れが悪くなった末に溢れる。
もはや雨量っていうよりマナーや意識のせいで起こることもあるんでは?って思うんだけど。




ラ・ニーニャはスペイン語の「女の子」の意味だそうだけど、マレーシアには「Bad girl」「雨女」ではすまない「嵐の女」になってやって来る。


洪水についての情報(マレー語メインで英語はわずか)



マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年12月4日日曜日

マーケットの記事について

この話題について転記してくださったためか、気になった方が多かったようなのでわたしなりに訳してみます。(載せた以上ちょっと責任もあるかと思いまして。。。)
もちろんわたしはプロではないので、訳の間違えや理解の違いなどあればどうぞ遠慮なくご指摘ください。


それから、マーケットの解体や移転については今日や明日のお話ではありません。が、今のところは時期はわかりません。
昨日マーケットへ行った時に聞いたお店のお姉さんは「はっきりはわからないけど、そんなことないと思うの」という具合だったので、わたしも「ふ~ん」ていう程度です。
もちろんマーケットはないよりあったほうがいいに決まっているけれど、食べ物がまったく手に入らないという状況はないですからね。

もしも、記事を読んだ方の中にものすごく不安な気持ちになってしまった方がいたら申し訳ありませんでした。



---------------------------

The Taman Tun Dr Ismail (TTDI) Residents' Association (RA) and TTDI Market Traders Association are saying no to the demolition or relocation of the market. Instead, they want the 25-year-old complex upgraded.

The Taman Tun Dr Ismail (TTDI) Residents' Association (RA) and TTDI Market Traders Associationはマーケットの解体、移転については賛成していません。そのかわり、築25年の建物の改築を望んでいます。

TTDI Market

The TTDI market attracts shoppers from all over the Klang Valley. It is also notable for being among the cleanest wet markets in the city. Pic by Nurul Shafina Jemenon

The TTDI marketはクランバレーの広くからの買い物客に愛されています。そして、地域の中でもとりわけ清潔なウェットマーケットとしても知られています。

The associations also want a pedestrian bridge and a multi-storey car park built for the convenience of the shoppers and commuters, in line with the development of the Sungai Buloh-Kajang MRT station, near the Caltex petrol station.

The associationsは買い物客と今後建設されるthe Sungai Buloh-Kajang MRT利用者の利便性のために、歩道橋とマルチストリーの駐車場の建設を望んでいます。

TTDI Market Traders Association deputy chairman Mohd Zaini Zainal Abidin said they had heard two years ago that the market would be demolished to make way for development. It was only last month that it was confirmed that a development proposal had been submitted to City Hall.

"We want this market to be retained. Not a single one of us will agree to any new development here. We had stated so when there was a proposal for an MRT station here.

"Together with the TTDI RA, we will submit a proposal to City Hall for the construction of a pedestrian bridge to connect the market, and a multi-storey car park on the parking lot adjacent to the market. This way, it is a win-win situation for both market goers and those wanting to board the MRT "Building these could be a form of corporate social responsibility, and the connectivity could boost MRT ridership," he said.

TTDI Market Traders Association deputy chairman Mohd Zaini Zainal Abidinは開発のためにマーケットを解体するだろうということを2年前に聞いたと言います。その開発計画が役所へ提出されたのがわかったのがつい先月だということです。

「私達はこのマーケットの存続を望んでいます。誰ひとりとしてここに新しい建物の建設が行われることに賛成しないと思います。ここにMRTの駅の計画があがった時から私達の姿勢は変わっていません。」

the TTDI RAと共に、私達はマーケットへつながる歩道橋と隣接するマルチストーリーの駐車場の建設計画を役所に提出するつもりです。この提案はマーケットの買い物客とMRTの利用客の双方にとって良いものです。これらの建物の建設は地域的な社会貢献のかたちとなるでしょうし、また、MRT駅へのアクセスの良さというのは利用客数の増加にもつながるはずです。」とTTDI Market Traders Association deputy chairman Mohd Zaini Zainal Abidinは言います。

Currently, the market has 150 parking bays catering for an average of 1,000 visitors daily from all over the Klang Valley.

現在、マーケットには150台分の駐車スペースがあり、1日あたり平均1000人がクランバレー広くから訪れています。

The market, he added, was in dire need of upgrading. The areas needing attention are the public toilets and leaking pipes.

マーケット自体は早急な改築が必要で、特に公衆トイレや水漏れがしているパイプの部分は見過ごせないと、TTDI Market Traders Association deputy chairman Mohd Zaini Zainal Abidinは言い加えました。

The last enhancement work to take place was about five years ago, when the walls on the first floor were given a fresh coat of paint.

前回の増強工事は5年ほど前に行われ、2階部分の壁が塗り替えられました。

The market's traders were relocated here from the former Central Market in Jalan Hang Kasturi. TTDI Market Traders Association advisor Ramli Ismail said the market must be maintained for its sentimental value and history.

"We must think about how difficult it was for the traders to shift here back then, and how they have worked hard to make their business grow.

"It is not fair to them. We will be sad if this market ceases to exist here. Where would the shoppers, who have been coming here for so long, go?" he said.

マーケットにある店舗はJalan Hang Kasturiのセントラルマーケットから移転してきました。移転はしましたがマーケットが続いていくことで、そのセンチメンタルな思いや歴史が引き継がれていくべきだとTTDI Market Traders Association advisor Ramli Ismailは言います。

「私達は各店舗の人々が過去に移転を余儀なくされた時にどれほど大変であったか、移転後にまた商売を軌道に乗せるのにどれほどの労力を費やしてきたかを考えなければならないと思います。」

「マーケットで商売をしている人々にとってはひどい話ですし、私達だってこのマーケットがなくなってしまうととても悲しい。長年ここへ買い物に来ている人々だって、どこへ行けばいいというのでしょうか。」とTTDI Market Traders Association advisor Ramli Ismailは言います。

Also present were TTDI RA chairman Mohd Hatim Abdullah, TTDI Market Traders Association president Jenny Loo and Segambut MP Lim Lip Eng.

同席者にはTTDI RA chairman Mohd Hatim Abdullah, TTDI Market Traders Association president Jenny Loo and Segambut MP Lim Lip Engもいました。

Lim said he was informed of the proposal by a private developer to redevelop the land on which the market sits by Mayor Tan Sri Ahmad Fuad Ismail.

"However, he told me it has neither been approved nor rejected. He said the opinions of the traders would be taken into consideration before a decision was made. The views of residents should also be taken into account. I will support the majority's view," he said.

Segambut MP Lim Lip Engは現在マーケットのある土地の民間企業による再開発計画については、Mayor Tan Sri Ahmad Fuad Ismailより知らされたと言います。

「しかしながら、Mayor Tan Sri Ahmad Fuad Ismailは私にその計画案は承認も却下もされていないと言いました。そして、決定が成される前に各店舗の人々の意見も考慮されるだろうと言いました。また、住民の考えも考慮されるべきです。私はマーケットの存続を望むという意見を支持します。」とSegambut MP Lim Lip Engは言います。

Jenny Hong, who has sold soya bean milk and tau fu far at the market for as long as the market has stood, was unhappy about the proposal to demolish the market, which she said was a second home to her.

"I have formed a special bond with the residents and visitors. We have become friends after so long," she said.

マーケットができた頃から豆乳と豆腐花を販売しているJenny Hongは、マーケットは彼女にとって第2の家のようなものなので、マーケットの解体計画は悲しいと言います。

「私はお客さんや住民の人々と特別な関係を築いてきました。長いお付き合いの中で友達になってるのです。」とJenny Hongは言います。

Fishmonger Ng Kean Leong, whose grandfather started the business in Central Market back in 1987, said there was no need of re-development in the already high-density TTDI.

"More importantly, I cannot imagine not doing business here. My family was in Central Market and here for a very long time," said the 27-year-old.

魚屋を営むNg Kean Leongの祖父は1987年にセントラルマーケットで商売を始めました。Ng Kean Leongは既に住宅地としても密度の高いTTDIには再開発は必要ではないと言います。

「そんなことよりも、私はこの場所で商売ができないなど考えられません。私達家族はセントラルマーケットとこのマーケットで長い間ずっと商売をしてきたのです。」と27歳のNg Kean Leongは言います。

Lawyer M.Idris, who has lived in TTDI and shopped at the market since 1986, said: "This market needs to be upgraded, not moved. It is a meeting place for TTDI folk, and where families go to shop.

"It is nice and clean, and it caters for not only TTDI folk, but also Damansara Heights, Seri Hartamas and Kota Damansara folk."

弁護士のM.Idris1986年以来のTTDIの住民であり、マーケットの利用客でもあります。「このマーケットは改築の必要はあっても移転の必要などありません。TTDIの住民たちにとって憩いの場であり、家族で買い物に出かける場所です。」とM.Idrisは言います。

「マーケットはきれいですし、いい場所です。TTDIの住民だけではなく、Damansara HeightsSri HartamasKota Damansaraなどのエリアの住民たちにも必要とされているのです。」

---------------------------





マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年12月2日金曜日

ちゃぶ台の上の世界

9月日本滞在中のこと。


今回もHMTM家におじゃましてきた。
わたしがちょっと来るだけっていうのに、TMちゃんはたくさんの食べ物を用意して待っていてくれた!


マレーシアでは目にすることのない食材や、なんと言ってもしっかりと味のある野菜たちが並んでいる。


この日のメニューは。。。

・たくさんの野菜たち
・味わえるパン
・白いのに甘いとうもろこし
・自家製レバーパテ
・お月見は少し過ぎていたけど、きぬかつぎ
・のり巻き
・おいなりさん
・チーズ

目にも美しい色合いだった。



そんな中のはじめて食べる野菜。
グラパラリーフ。多肉植物の一種なのかな?
丘わかめ。モロヘイヤのような?

ほんとに色んなものが日本では栽培されているんだなぁ。

野菜たちは生か茹でたものをバーニャカウダソースというのにつけて食べた。
うまいね~
TMちゃんがマレーシアへ持ち帰る用にこのソースを持たせてくれた。ので、さっそく料理好きのおにいちゃんとかと一緒に食べたんだけど、あんまり???だったみたい。食べるラー油のほうが好きみたいだ。

わたしもマレーシアから辛いソースを持ってきたのでそれも一緒に食べてみた。
これは近所のNasi Ayam Kampungという食べ物のお店で食べられるソースで、けっこう辛い。でもね、生の野菜とか揚げ物とかつけて食べるとすっごくおいしいんだよ!チャーハンや炒め物にもいいと思う。
材料はチリ、発酵したアミ、ニンニクなんかが入っていて、アンチョビを使うバーニャカウダソースと大して変わらないと思うんだ。違いは辛いこと。

チーズもおいしいのがあった。
わたしもマレーシアにコンテというの買って帰ったよ。





HMTM家ではいつも色んな種類の器が出てくる。
どれも個性的だけど、ちゃぶ台の上にのると妙な仲間意識を見せるよう。


ちょっとおじゃまがあっという間に終電で、京成線で酔いは現実に戻ったのでした。



いつもどうもありがとう。
寒くなってきたでしょ?あったかくしておいしいものを食べてね。

※HMセンセ、わたしも切金にイニシャル彫ってワインボトルバッグの飾りにつけたの。喜んでもらえたよ。バッハは冷蔵庫に貼ってる。



マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年11月29日火曜日

年末によからぬニュース

※12月4日「マーケットの記事について」というタイトルでニュース内容をわたしなりに訳してみました。



今日はおかあさんの家で昼ごはんを食べた。午後に一緒に出かける用事があったしね。


しかし、そこでよからぬニュース。。。

「TTDIマーケットがなくなるかもしれない」
http://www.nst.com.my/streets/central/ttdi-market-relocation-sparks-protest-1.12118

どうすんだろう。。。
困る人たくさんいると思うんだけどな。




マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年11月14日月曜日

からっからの日本橋に魚

9月日本滞在中のこと。


お母さんと日本橋に行きました。


「こりゃ、なんなんだ?!」というぐらい照りつける太陽。
マレーシアで浴びる太陽より強烈な気すらするのは気のせいだろうか?



日本橋の欄干から見下ろせば水が見える。

上に通る首都高には水の波紋のようなデザインが。そんなこと今まで気がついたこともなかった。
予備校時代、建築学科志望の学生は竹橋辺りの首都高高架をデッサンなんかしていたっけ。

この辺りの首都高を地下にするなんて話を耳にしたこともあるけど、こういった配慮(波紋のデザイン)があったことも発展する時代と在りし日の姿を残そうとする努力が見えていいと思うんだけどな。
景観という点からは再考するというのもありなのだろうけど、このために用いられた技術などがまた歴史として残っていくのもありだろうと思う。


高校生時代、日本橋には東急百貨店があってそこの本屋では別マが立ち読みできた。今はコレド日本橋。
橋を渡ると見慣れた三越があったけど、その先は新しい立派なビルが立ち並んでいた。
そこにコレド室町っていうのができていた。
ここへ至る道すがらは、ニューヨーク金融街みたい(行ったことなんてないけど)?行き交う人も日本人ばかりでなかったしね。江戸時代ほどの活気があるのかは知らないけれど。


建物の中に入るとフロアごとの壁面はまさに水の波紋を表現していた。
素敵だね。
どんなにその土地が新しく生まれ変わっていっても、こういうところに重要なエッセンスが表現されている。


そこから少し歩いて金魚に関する展示を見た。

金魚らは何も知らずに泳いでいるし、訪れる人はひたすら写真を撮っているし、なんだか???
たしかに綺麗なんだけどね。
自分だって写真を撮るのだから他人ごとではないけれど、写真って記録に残すのにはいいけれど、肝心の自分自身の頭の中に残る量を少なくしてしまうのじゃないかと思う時がある。頭の中に残す努力をさせないというか。。。

そしてこの展示、金魚を見せているのだけど金魚の説明は少ないし、時代背景の説明も少ないし、おまけに飾られている浮世絵もコピーで額装も気を使ってなかったし、浮世絵の説明もなかったし、なんかスペースを埋めるのに必死なように見えた。
せっかく空間的な演出に金魚を用いているのに、全体感はいまいちだったなぁ。しかし、飲食店やホテルなんかにはいいアピールなんでしょうね。

こう考えてみると、美術館やギャラリーなどで大きな空間をもたすことのできる作品というのはすごいのかも。作品の大小にかかわらずね。
まぁ、わたし自身がそういうひいき目で見てるってことなんでしょうね。。。



お母さんと日本橋紀之重というところで遅いお昼を食べて帰宅。
やっぱり魚っておいしいね~





マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年11月8日火曜日

熱に浮かされたわけじゃないけど

お友達と例のMYDINにバティックを漁りに行きました。
やっぱり一人で行くよりも楽しい!
わたしはふたつ買いました。



何を作ろうかと思ってたけど、お友達の一人からヒントをもらって。。。
出来上がりに心が急いじゃうけども、ゆっくり。




お鍋ごと、または器ごと包めるバッグを作りました。(ポットラックパーティというのが欧米文化ではあるようで)
これでお料理も上手なら言うことないんだけどね。




もうひとつは、自分用ミニトート。リバーシブル。

こちらの面はイギリスで買ったファーニッシング用の生地。

こっちがMYDINで買ったバティック。

シャラシャラの糸でタッセルも作ってみた。



だんなさんのいないある日。
お友達のだんなさんの誕生日会に呼んでもらったので、ワインボトルバッグを急ごしらえ。

冷えたボトルには不向きな(だって布なんだ)ものだったかもしれないけど、受け取ってもらえました。

彼女の手作りのケーキはそれは素敵!!
まさかギリギリで作ったようには見えないほど!!
やっぱり誰かのために何かを作るというのは素敵なことだね。それは毎日のごはんにも言えることかもしれない。つい、作る時も食べる時も忘れてしまいがちなことだけど。。。



と同時に、学生時代に夜更かしして誕生日ケーキを作ったことを思い出したよ。
みんなの誕生日のケーキはどれも格段においしかったんだよね!!

みんなケーキ食べてる?






マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

夜の街は明るかった

9月日本滞在中のこと。


帰ってきた翌日に友達が集まる手配をしてくれた。

土曜日の新大久保集合は想像以上のもので、小さな駅では辺りの湿度はさらに上がって人の垣根で会いたい人が見えないというね。
まぁ、わたしは会えたんだけど。

駅から店に向かう両脇の歩道も巡礼のように人が続いていた。所々で脇道に入る人もあるかと思うと、そこにはまた新しい人の列が見えた。
きっと以前より街の照明は暗いのだろうけど、人の多さとか食べ物を求める活気とかのせいか、テーマパークの大きな建物の中にいるような気持がした。
不思議な場所。




お店に入ると若い人がたくさん!
お客さんも若いがお店の人も若い。
夜の繁華街に出てみると自分が確実に歳をとっていることを思う。出かける街にもよるのだろうけど、土曜日夜(と言ってもまだ浅い時間)の新大久保ではわたしは年上だわ。


白菜キムチのようなんだけどちょっとちがう。
なぜなら、白菜は漬けられていないので生でシャキシャキ。


すごい辛い青唐辛子のチヂミなんかの他にもいろいろ食べたけど、話をしていたこともあって忘れちゃったな。
写真も白菜のしか撮ってなかったし。




ひとしきり食べて飲んで話してで解散。
わたしは新宿駅までYMちゃんとTDと歩いて行った。
歌舞伎町をまた1年ぶりに通ったけど、去年と変わらずだったような気がする。






たくさんの人がいる歌舞伎町でわたしにとってはダントツの存在感だった2人。






マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年11月3日木曜日

大切な目的は拍子抜け

9月日本滞在中のこと。


今回の日本行の第一目的は免許証の更新。
書類の不備がないかとか真面目に準備してからの帰国。
なにせ、結婚した時に免許証の本籍の変更をしてなかったのだ!ので、すごくドキドキしたけど戸籍謄本だけですんなり。よかった~!
念のためマレーシアの大使館で在留証明書までもらったんだけどね。

幕張本郷で見る車両はとても長くてなぜか関心してしまった。




そんな今年の我が実家はもりもりと朝顔が咲いていた。
もちろん、去年と変わらず暑い日が続いていたけれど植物はのびのびと生きていた。

同じ株から生まれているのにそれぞれに違うし、こんなに薄い花弁がいきいきとしているのが素晴らしいなと。
おかげで実家の庭の一角はもうもうとしていた。


庭のフェンス沿いにはまた違う朝顔が咲いていた。

こういった微妙な花の色をマレーシアで見ることがないせいかとても印象的。
マレーシアでは植物もとてもはっきりした色が多い。そのせいか、多くの服の色も微妙な色合いがあんまりない。もしかすると、染料のコストによるというところもあるのかもしれないけど。
古代から続くたくさんの色とともに新しく生まれていく色にはそれぞれ名前があるのだろうけど、そういうのってとても素敵だ。
四季のあるところではその心情が色の名前に反映されているのだろうね。



ところ変わって、マレーシアの我が家のバルコニーから。

かわいらしい朝顔が咲いた。
次回はもっと上手に育ててあげられるといいな。




日本に帰るたびに会う人々はたいてい変わらないけれど、日本の風景や空気は変わっていっている気がする。
単純に、自分がその場所に暮らしていないからという理由からかもしれないけれど。。。


それでも、東北地方ではないけれど、震災後初めて帰ると家族や友達が元気で暮らしていることに安心した、と同時に今までとは違う何かを感じようとしてしまっている自分があるような気がした。






マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年10月5日水曜日

あらあらで10月

気がついてみれば10月。


ラマダンの終了とともに日本へ行ってました。
書いていないこともたくさんあるなぁ。。。ちょっとずつ書こう。

ひとまず、日本で時間をつくってくれたみんなありがとう!
家族のみんなもありがとう!
少しずつ報告するよ。




更新が滞っている間もだんなさんは出張に出かけることが多かった。
そして家にも新しい小さなものがやって来たよ。

左から。。。
・ニュージーランドの戦士;視線にドキッとすることもあるけど。
・ベトナムの子;印鑑みたいな素材でできてる。いっそのことスタンプでもかわいいよね。
・マレーシア東側の鳥;田舎でおじさんが作っているらしいのだけど、何を作るかはおじさん次第で気まぐれな作品。
・タイのねこ;水牛の角で作られている。昨日来たばかり。





日本でさっぱりしたものを食べていたせいか、マレーシアの食べ物が重く感じる。
今日は和風にします。




マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年7月20日水曜日

おいしいとかおいしくないについて

現在までの30年やそこらで一番まずかったもの。




イギリスで食べたwagamamaの麺。

イギリスに住むことになって、飛行機で到着してから初めて食べたものの衝撃的なまずさといったらなかった。結局、2年ほど住んだ中でその店で2度と食べることはなかったけど、ほんとにびっくりした。
この店はシンプルに小奇麗な感じで店舗展開をしていて現地ではけっこう人気があったんだよ。



イギリスに住んでいる時、わたしはそんなに日本食が恋しいとかは思ったことはなかった。都会にはなんちゃって日本食も含めてアジアの食べ物が食べられるところが多かったからかもしれないな。
もちろん、家で日本の家庭で作られているような料理を作るとなれば多少の食材の制限はあったけれどね。なので、アジアの食材を買うときにはロンドンの日系スーパーやチャイナタウンのお店に行った。

住むエリアによって客層(民族という意味で)も様々だから扱っている商品にも違いがある。
わたしたちの住んでいたエリアは比較的コンサバティブなエリアだったせいか、ヨーロッパの食卓のための食材が充実していた。車でちょっと離れたエリアに行くと、アジア系の人々の多く住むエリアがあってオクラを求めてそこまで行ったりしたもんだ。



今はアジアに住んでいるわけで、日本とそう変わらない食材が簡単に手に入るようになった。でも、反対に年中夏野菜になってくるんだな。そして、不思議な食材に出会うことも多い。
ここは年中夏なんだけど、どこにも茗荷が見当たらない。食べたいな~。

アジアに来た今の方が日本食を無性に食べたくなることがある。年齢なんだろうか?
ロンドンではさほど無理な値段じゃなくても満足するような日本食が食べられたような気がする。ここでは、ちょっと張り切った金額でないと満足はしないんじゃないだろうか。家で作って食べるにしても、意外とイギリスよりもそういった食材の値が張るような気がしている。
イギリスにいた時は、ウェイトロースにあったカニをほぐしたものとかで丼とかしたけど、ここではそういうのに出会わない。もしかすると、海産物はイギリスのほうが選択肢や代用できるものが多かったのかもしれない。
ここではそういうものの値段がとっても高く感じるから買っていないだけかもしれないけど、その代りに今はおいしい味噌汁があれば満足できるような自分に気づいたりもする。



わたしの実家では特にアジア料理みたいな珍しいもの(日本の家庭料理からすれば)は食べてこなかった。今、わたしがそういう料理が食べられるのって大学時代からの経験によるものなんだろうなと思う。それらが本場の味かは別として、違った国の料理への導入だったんだろう。

だんなさんは、初めて日本で仕事をする事になった時、それまで日本食にそんなに馴染みがなかったせいか日本の寿司なんか食べられなかったという。ホテルとかの朝食も「朝から魚とか食べちゃうわけ?!」というかその匂いがもうダメ(これは今も)。そして、困ることになるだろうとマギーミー(インスタントラーメン)を100個ぐらい持って行ったと言っていた。
それが今や寿司ならひかりものが好きというぐらいになっているんだから不思議だ。
わたしはそのイギリスの初日を除けば意外にもそういうことはなかったんだけどね。ドリアンだってなんともなかったもの!大好きだよ!


そう、「イギリスの食べ物はおいしくない」とか言われているけれど、そうでもないと思う。

ここで日本食が食べたくなるように、セントジェームズパークでサンドウィッチが食べたくなったりもするし、近所のハイストリートのフィッシュ&チップスが食べたくなったりもする。日曜日の川辺のパブでの太陽の下でのサンデーローストとか、マジックがかった味のインディアンテイクアウェイとかね。



おいしいかおいしくないかはとっても個人的な事なんだけど、お店が成り立っている以上はそんなに驚くべきまずさのものには出会う確率は少ないと思う。
わたしのwagamamaでの経験だって、たまたまかもしれないしね。「今ならもういちど!」とすら思うもの。

まぁ、何が言いたいかと言うと「身の危険を冒されない限りは何でも食べてみよう」ということ。
違う地域の食べ物であってもそこから発見する自分の好みには何か共通点があるかもしれない。
それから、おいしくてもおいしくなくても、食べ物が思い出させる場面ていうのが記憶に刻まれるのはいいなと思うんだ。


なんて、自分の料理能力を擁護しているみたいでしょうか?






マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年7月11日月曜日

飾るアイディア

ちょっと前から、おばさん宅はリノベーションを始めた。

リノベーションにあったって、いっしょにタイルを見に行ったりとかドローイングをしたりとかちょっとお手伝い。外にあるキッチンと1階のバスルームと外回りと屋内、屋外のペンキなんだけど、思っていたより時間はかかっているようだ。
わたしたちの家をやったMr.Leeにお願いしている。


室内のデコレーションなんかももう一度ディスプレイを変えるということで、あーでもない、こーでもないと考える。
30年ぐらい経つと色んな思い出の品も増えていって、どれをどこに飾るかなんていうのも頭を悩ませるところだ。品々を見せてもらうと、「うちもいつかそんなふうになるんだろうか?」と思う。

そういったものにはやっぱりストーリーがあって、そういうのが誰かが来た時に話のきっかけにもなるのかな?



これは、おばさんのお母さんの服についていたデコレーション。
伝統衣装へ美しいスパンコールの飾りがついていたものを切り取って額装。
着物の刺繍部分を切り取って額装したって感じかな。


おばさんのお母さんのものだから、それこそ50年ぐらいは経ってるんだろう。
その頃は今のようにプラスチックでできたスパンコールはほとんどなく(インドでということ)、このスパンコールもなんとゼラチンでできているのだ!
そのため、飾っていたこちらも隣の家の水漏れの影響で水が滲みてしまい以前のようではないという。残念。

それでも、こうやって手作業で作られた飾りを残しておく良い方法だよね。



これもおばさんのお母さんの時代のティーポット。
かたちがとってもかわいいよね。

底を見てみるとMade in Englandとある。
今では安いものから高いものまで製品というのは色々な選択肢があっていいなと思う反面、選択肢の少なかった時代はたとえ高かったとしても、大切に使って後々まで残っていくという面がある。
日本をはじめ多くの国が残っていくものを見直し始めている時代になっている(はず?)。



この古い書物はおばさんのおばあさんの時代のもの。100年ぐらい経ってるんじゃないかな。
手描きのコーランで、皮の表紙の中には美しい金の装飾とアラビア文字が並んでいる。

受け継いだ時にはすでに中の紙自体が虫食い状態であったけど、国立図書館に持っていったら修復してくれたんだって。コーランだからやってくれたのかもしれない。
リビングにいつもあったけれど気が付いたことがなかった。こんなふうに古い大切なものが日常の中にあるのって素敵だよね。



古いものばかりがすばらしく素敵であるというわけではないし、新しい技術や製品に囲まれて生活していて、そういったもの全てを捨てて生きられそうにもない。
だけど、用途のあるものでもないものでも、ひとつずつにストーリーがあるものを選んでいかれたいいなぁ。それには、偶然やラッキーや時間がかかるだろうけどね。


自分の持っているものやこれから家に増えるものも、そんなふうにずっと残っていくといいな。
単純に「ものが捨てられない」ということになる可能性もあるが。。。






マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村

2011年7月4日月曜日

どうもありがとう

週1回で英語を勉強するグループからわたしが初めて見送る人がありました。

C子さん、日本でどう過ごしてるかな?
マレーシアより暑かったりして。


そのうちにマレーシア歴も長くなっていくわたしだけど、今は多くの先輩がいる。
これからもどんどんお見送りするのかなぁ。
さみしいなとか思う事もあるけど、それだけ人間がどんどん場所を移動して暮らしていく世の中になっていくのだろう。移動していくことによって生き残る力も強くなっていくのかもしれない。
自分の手の届く範囲や目に見える範囲も大切にしたいけれど、大きく広がったものの中にも自分との接点(興味あること、理解したいこと)を見つけていかれるといいな。
だいぶ抽象的だけど。。。



そんなお見送りに際して、食事会が開かれました。
普段はあんまり行かないようなお店にて。


マレーシアの普段の料理って煮込んだようなものが多いから、ハーブやスパイスを使って味は複雑かな?
でもね、もうあらかじめ味は混ざっているというかさ。
この日のように、生の野菜、調理された材料、ソースを一緒に食べると、それぞれの味もわかるままに食べているときにその味が混ざる、というのあんまり食べたことがなかった(マレーシアで)。
そういう料理を食べるとひとつずつを味わって食べるというのがわかるような気がするよね。

英語の勉強会では勉強した後に食べ物をごちそうになることがあるんだけど、いつも思うのは「野菜がおいしく出てくるなぁ」ってこと。日本人って生野菜のおいしい食べ方をよく知っているんだろうなと思う。
いつもごちそうさまです!



初めて見送る人に小さなプレゼントを作ってみました。
バティックとキャンバスのミニトート。リバシーブル。


マレーシアにはMYDINっていう、スーパーのようなデパートのようなドンキのような店があるんだけど、日用品でも買うことのできる製品もあるし(日本人的感覚からでもね)、ちょっとしたおみやげになりそうなものも探すことができるよ。
わたしの使ったこのバティックもMYDINから。だいたいRM10.00ぐらいからで、サイズは180×105cmほどだったかな。

もちろん、マレーシアで販売されているバティック自体は品質やブランドによって値段も様々だけれど、このぐらいの値段だと気軽でしょ?





マレーシア情報がまだあるよ

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へ
にほんブログ村