2011年12月8日木曜日

Bad girlは嵐の女

日曜日の夕方、だんなさんが洗車から帰ってきた途端に家の中は夜みたいに真っ暗になった。
外を見ると強い風で木が大きく揺れていた。
いつも雨が降る前は風が吹いてカーテンがバタバタ音をたてるから、雨の前の風はアラームのようなものかもしれない。

「今日はストームかもしれないね」なんて言ってたら、風もさらに強くなって雨がやって来た。
しばらくすると「ガシャンッ!」と音がしたから、「どこかの家から植木鉢でも落ちたか?」と思っていたら、ペントハウスの開いていた窓が風にあおられて地上に落下していた。

窓が落ちたけれど、我が家のエリアでは思っていたほど激しくはなかった。と言っても、雨上がりに外へ出かけたら、近所でも木が倒れたりしていた(以前のあったような大木とかじゃなかったが)。
近所では数日前から役所が道路際の木を切ったりしていて、予防の為だったのかと思うようなタイミングになったのかも。
猿が住んでたりして鬱蒼としている所があっても、木が多いおかげでこのエリアは少し涼しいから「え~、切っちゃうの?」と思っていたんだけどね。


でも、ニュースを見るとエリアによってはかなりの激しさだったようで。。。



マレーシアでは雨季になると毎年、マレー半島の東側の地域が大きな洪水なんかの被害にあっている。これはモンスーンの影響。
でも、今年はこのモンスーンに加えてラ・ニーニャ現象の影響もあって、例年は大きな被害はあまりない半島の西側の地域でも激しい雷雨が予測されている。それによって、地域によっては降水量が例年より20~40%も増える可能性があるということ。


年中だいたい暑いし雨だってある期間降ることはわかっているから、それに対応するインフラも整備されてはいる。

SMART Tunnelというのもその一つで、雨水や溢れた水を誘引していく部分と車の通る部分がある。車用のトンネルは交通渋滞緩和のためでもあるけれど、雨量が多くなればここも水を流すための部分になるそう。

当たり前だけど、街の中には道路際に側溝があって水を流すようにしている。が、これがゴミで詰まってたりして、水が溢れてしまう原因でもある。いくつか流れている川も同じように、ゴミが原因で流れが悪くなった末に溢れる。
もはや雨量っていうよりマナーや意識のせいで起こることもあるんでは?って思うんだけど。




ラ・ニーニャはスペイン語の「女の子」の意味だそうだけど、マレーシアには「Bad girl」「雨女」ではすまない「嵐の女」になってやって来る。


洪水についての情報(マレー語メインで英語はわずか)



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2 件のコメント:

  1. アンニョンハセヨ!
    モンスーン、私にとっては暑くなくて有難いのだけれど。雨も滝のように降るし、ゴミが詰まって水が溢れてしまうのは理解出来るな。我が家の周りもゴミがたくさん落ちていて、悲しくなるよ。。日本みたいに皆で街を掃除しよう!って積極的にやらないのかね~。と言う前に自分が働きかけないとダメだろうな。
    嵐の女って上手い表現だね笑^^

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  2. ムットリさんへ
    みんな自分の家の中や土地にはすごく気を使って掃除したり飾ったりするけど、それ以外の場所は大して気にしてないんじゃないかと思うよ。
    ね、日本で地域の清掃活動することには、きれいにするだけじゃなくて、犯罪率の低下になったり、近所付き合いのきっかけにもなってるよね。良い地域になれば価値(金銭的にも)を下げることにはならないし。
    でも、ここの国では自宅のお掃除も多くの人がメイドさんにお願いしているからね~

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