2011年7月11日月曜日

飾るアイディア

ちょっと前から、おばさん宅はリノベーションを始めた。

リノベーションにあったって、いっしょにタイルを見に行ったりとかドローイングをしたりとかちょっとお手伝い。外にあるキッチンと1階のバスルームと外回りと屋内、屋外のペンキなんだけど、思っていたより時間はかかっているようだ。
わたしたちの家をやったMr.Leeにお願いしている。


室内のデコレーションなんかももう一度ディスプレイを変えるということで、あーでもない、こーでもないと考える。
30年ぐらい経つと色んな思い出の品も増えていって、どれをどこに飾るかなんていうのも頭を悩ませるところだ。品々を見せてもらうと、「うちもいつかそんなふうになるんだろうか?」と思う。

そういったものにはやっぱりストーリーがあって、そういうのが誰かが来た時に話のきっかけにもなるのかな?



これは、おばさんのお母さんの服についていたデコレーション。
伝統衣装へ美しいスパンコールの飾りがついていたものを切り取って額装。
着物の刺繍部分を切り取って額装したって感じかな。


おばさんのお母さんのものだから、それこそ50年ぐらいは経ってるんだろう。
その頃は今のようにプラスチックでできたスパンコールはほとんどなく(インドでということ)、このスパンコールもなんとゼラチンでできているのだ!
そのため、飾っていたこちらも隣の家の水漏れの影響で水が滲みてしまい以前のようではないという。残念。

それでも、こうやって手作業で作られた飾りを残しておく良い方法だよね。



これもおばさんのお母さんの時代のティーポット。
かたちがとってもかわいいよね。

底を見てみるとMade in Englandとある。
今では安いものから高いものまで製品というのは色々な選択肢があっていいなと思う反面、選択肢の少なかった時代はたとえ高かったとしても、大切に使って後々まで残っていくという面がある。
日本をはじめ多くの国が残っていくものを見直し始めている時代になっている(はず?)。



この古い書物はおばさんのおばあさんの時代のもの。100年ぐらい経ってるんじゃないかな。
手描きのコーランで、皮の表紙の中には美しい金の装飾とアラビア文字が並んでいる。

受け継いだ時にはすでに中の紙自体が虫食い状態であったけど、国立図書館に持っていったら修復してくれたんだって。コーランだからやってくれたのかもしれない。
リビングにいつもあったけれど気が付いたことがなかった。こんなふうに古い大切なものが日常の中にあるのって素敵だよね。



古いものばかりがすばらしく素敵であるというわけではないし、新しい技術や製品に囲まれて生活していて、そういったもの全てを捨てて生きられそうにもない。
だけど、用途のあるものでもないものでも、ひとつずつにストーリーがあるものを選んでいかれたいいなぁ。それには、偶然やラッキーや時間がかかるだろうけどね。


自分の持っているものやこれから家に増えるものも、そんなふうにずっと残っていくといいな。
単純に「ものが捨てられない」ということになる可能性もあるが。。。






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2 件のコメント:

  1. ゼラチンなの〜〜?すごいね!
    そういう風に残してくれて、おばさんのお母さんは喜んでいるだろうね。

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  2. まみっくさま
    ところ変わればだけど、不思議なものだ。
    晴れ着だけどどうやって洗濯していたのかと思うよ。日本の着物なんかと同じなのかもね。

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