2010年12月2日木曜日

下町+インド+アート=HRS

初冬日本滞在中のこと。


実は大森はちょっと前にも行ってたんだな。
11月に戻ってきて早速のHRSからのお誘いでカレーを食べに行ってきた。

大森駅に近いところにある「ケララの風」という南インド料理の店。

昼ごはんはランチミールスというベジタリアン料理で、南インドの定番ランチだそうだ。
ごはんにラッサム、サンバル、日替わり野菜が4種類など。
日本でインド料理を食べると日本米を使ってるところも多いけど、ここはインド米でさらりと軽い。マレーシアであるバナナリーフのお店のように、お皿に乗せられるものは好きなだけ食べていいの!
日本のためのアレンジがされているのかはわからないけれど、とってもあっさりさっぱり軽い。もりもり食べられるよ。
ベジタリアン料理もいいけど、鍋に油のレイヤーがあるような重ーい伝統的なマトンカレーも大好きなんだ。あ、おかあさんのカレーという意味です。

おかわりはもちろんした。


店を出て駅へ向かって歩いていく道は小さな店の並ぶ商店街。
ボタンをたくさん売ってる手芸屋。





この日HRSが考えてくれたプランは「東大博物館小石川分館で展示観よう!」。

茗荷谷に着いて小石川植物園方向へ歩いていくと、重そうな銅の屋根を持つ屋敷が見えてくる。立派な屋敷なんだけど入れるところは見当たらないけど、そのかわりに庭には植木の陰に馬が数体。立派な家ってどこか変なとこもあるよね。


敷地内にいたおじさんに声をかけると、ここは旧磯野家住宅というもので「銅御殿」として知られているんだそうだ。現在では特別公開時にしか見ることができないんだって。
山林王と言われた実業家の建てた近代和風建築。


表の門がまたすごいのね。
さすが山林王!というかんじの太さ。こだわりの木材が全国より集められてきたんだろうね。

見学できる機会は限られているようだけど見る価値あるんだろうな。中はどんなふうになってるんだろう?
隣接する土地にはマンション建設が進められている。。。




寄り道しちゃってなかなか前に進まないわたしたち。
小石川分館では「ファンタスマ:ケイト・ロードの標本室」という展示を観ました。

東大の学術標本が展示されている中に、このアーティストの作品も一緒に展示されている。
学術標本も大昔はお金持ちの人々の部屋を飾ってたのかもしれない。「珍しいものなんだよ、これ。ちょっと~で手に入れましてね。」なんて、お客さんに披露してたのかな。

一人の人が集めたものって、ジャンルは違ってもよくまとまって見えるようなところがある。ぐちゃぐちゃしていても心地よいっていうか。普段、家に何気なくある日用品も、それをディスプレイしてみるとしたら博物館みたいに見えるかしらね?
美術館などはその作品がよく見えるようにするためか、作品まわりに余計なものがない。でも、ごちゃごちゃした空間の中に仕切られた空間(ガラスショウケースとか)を作ってものを展示するのも特別感があると思うな。これインスタレーションというのかしら?

学生時代、解剖学の先生が東大医学部の標本室へ連れて行ってくれたことがあった。
もう記憶が曖昧だけど、やや薄暗い部屋の中に壁も見えないぐらいいろんな標本が保存されていた。罪人の全身刺青が額に入っていたり、鯨の大きな脳、有名人物の脳があったり、様々な症例があった。
印象深いはずの体験だけれど、あまりはっきり覚えていないのはなぜだろう。。。
やっぱり何か見てはいけないものだと考えていたからだろうか。10年ぐらい前のわたしにはそれを見るだけの準備がなかったのかもしれない。




展示を後にして、神保町まで歩いていく。



ふたりで居酒屋に入ってしばらく話して飲んでいると急に眠たくなってしまった。







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2 件のコメント:

  1. そーいう、まどろみを帯びた一日って素敵だね。
    大森のインド料理屋は、いつか行ってみたいと思う。
    今ごろは、もうマレーシアでしょうか??

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  2. MHちゃん
    日本の食事もおいしいのはわかるんだけど、早くマレーシアの食事がしたかった。
    HRSによればもっとおすすめが練馬のほうにあるみたいよ。ケーララの人がやってるんだってさ。

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