2012年5月18日金曜日

日本からのかたいもの

わずか1週間ほどの日本だったけど、今回はちょっと実家からいいものを持って帰ってきた。


実家のお仏壇の下には何か古いものがあるので、お母さんと一緒にひとつずつ開けてみると意外なものがある。


こちらは朱塗りの盃。










どのくらい経つのか知らないし、何の機会に使ったのかもわからない。
家紋のようなものもあるけど、我が家の家紋でもないかな?


こちらは酒器。










ふたつで一対になっていて、お酒をお燗する「ちろり」というものなんだそうだ。
わたしには何だかわからなかったけど、周りの友達はけっこう知っていた。
持って帰ってきたのは、箱に書いてあった日付によれば大正14年の生産のようで、本錫でできている。一対のうちのひとつはどこかへ行ってしまったよう。
実は、もうひとそろいあって、それは昭和4年の生産。TMちゃんの家に行きました。



お祖母ちゃんか曾お祖母ちゃんの櫛と笄。








































螺鈿と鼈甲の2種類。
笄(こうがい)というのは結った髪に差して使ったんだそうで、鞘のようになっている。
鼈甲の笄は折れてしまってるので、アクセサリーにでもできるといいと思う。


箱には菓子器とあったもの。




















純銀ではないと思うけど、箱に入ってたので割ときれいなまま。
菊のようなデザインが素敵だし、裏を見ると豆のような足がみっつ。
南国のお菓子や洋風のお菓子でも合うのかな?



こういった品物だけではなくて、箱自体も素敵なものがあった。
持って帰らなかったけれどその箱は、料紙の上に木版の多色刷りによって宝船のような図柄が描かれていた。浮世絵のような手法かな。箱自体もその刷り物を纏う以前にとても丈夫に作られている。

わたしの実家は商売をしているので、運良くもこういうものをいただく機会が多かったのかもしれない。
それでも、現在に近づくほどに手の込んだものよりも、もっと身近な消耗品が送られることが多くなってきているのだと思う。

次回は、やわらかいものです。




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