2009年12月31日木曜日

旅の思い出とリサイクルクラフト

彼女は旦那さんのおばさんのひとり。
アイディアのたくさんある人で、家の中には彼女の作ったものがたくさん。
ちょっとユニークなデコレーションでもある。

何十年もかけて世界中を旅してきたせいか、世界中に友達がいる。家の中にはそんなたびの思い出がうまく飾られているし、また、彼女のルーツであるインドのエッセンスも感じられるものもたくさんある。ひとつひとつの物にストーリーがあるけどそれらがうまく家の中におさまっているの。
ただ美しくきれいに飾ることだけじゃなくてそこにエピソードがいつもあるのは、訪れる人にとっても楽しいよね。

このことに加えて、彼女は古いものを違った形で再生することをいつも心がけている。
リサイクルクラフトとでも言うのかな。

これは彼女の旦那さんのネクタイたちで作ったテーブルクロス。他にもネクタイで作った小さなカーテンもある。ネクタイプロジェクト。


素焼きのつぼ。50年ぐらい前に彼女の両親が引越しした時のハウスウォーミングの儀式に使ったものと、彼女自身が同じように引越しした時に使ったもの。それをラジャスターン(インドのある地域)カラーにペイント。つぼの首周りにはヒマラヤへ旅行した時にもらった首飾りについていた石のビーズをくっつけたんだって。

ある時インドを電車で旅行したとき、電車の中の食事で毎回のように上の写真のようなクレイポットのミニサイズにヨーグルトが入ってきたんだって。それがあんまりにもかわいくて持ち帰りたいとお願いしたら、みんな変な顔をしていたけど最後には使っていない小さなつぼを箱いっぱいくれたそう。一度使ったら捨ててしまうものだし、こんなこと言われたことがなかったんだね。この小さなつぼたちも彼女の家ですてきに飾られている。


世界中で集めてきた松ぼっくりもペイントされて飾られてる。



日本ではリサイクルという言葉も浸透して当たり前のようになっているのでしょう?ファッションに敏感な国民性ではそういう精神が浸透しやすい反面、リサイクルやエコという言葉を利用したビジネスがどんどん成長してきているのかもしれないね。スーパーでビニール袋をもらわない代わりのショッピングバックだったはずが、ファッションのためにいろんな柄を買い集めてしまったりね。

わたしのまわりには手でものづくりをしてきた人が多いから、材料がどれだけ大事かとかいつも心にあるんだと思う。「これ、なんかにできないかな?」と考えちゃう人が多いじゃないかな。そして、ファッションに流されにくい人が多いのじゃないかな。

みんなは彼女と趣向はずいぶん違うと思うけど、ただ消費することじゃなく物と記憶と記録がつながっているのがものづくりに共通することかなと思ってこんなことも紹介してみましたー。



新聞記事全文はここ
http://thestar.com.my/metro/story.asp?file=/2009/12/20/sundaymetro/5309677&sec=SundayMetro


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