2010年2月11日木曜日

ご先祖様お迎え

今日はおにいちゃんの奥さんの実家に行ってきました。わたしにとっては義理のおねえさん。マレーシアに来て以来、初めてチャイニーズ系の家庭におじゃましました。

今日おじゃました理由は、チャイニーズニューイヤーではなくておじいさんの命日のため。もう10年以上前に亡くなられたということだけど、毎年その日に家族で集まるんだそうだ。おじいさん以外にもご先祖様を家に招待する。
おねえさんの実家には、神様を祀る箇所が家の外にひとつと家の中にふたつある。それぞれに違う神様を祀っているんだそうだ。そして家の中にはご先祖様を祀るところもある。(仏教です)

家族みんながお祈りを捧げたらみんなでご飯。
それぞれの家庭によって用意する料理は違うのかもしれないけど、ここでは丸ごと鶏と豚肉、ダックの卵の他に7品。煮物に味が似てるものもあったな。そして、フルーツやお菓子が用意された。ご先祖様の好きなものももちろん並ぶ。

丸ごと食べるわけじゃないのは当たり前だけど、これすごくやわらかくておいしい。
チキンの上のねぎは両サイドが花みたいに作られているの。それぞれの料理にのせるんだって。

これはチャイニーズニューイヤーの時期の食べ物で黒糖羊羹みたいな味。
食べ方はスライスして電子レンジでやわらかくしてから削ったココナッツをかけて食べる。その他にもスライスした芋ではさんで卵をつけてから揚げて食べたりもする。竹の皮に包まれているからまさに羊羹のような風味。ただし結構歯にくっつく。
聞いた話によると、新年に家を守っている神様(精霊?)が一番えらい神様にそれぞれの家庭の様子を報告するんだけど、その時にこの食べ物を神様が食べてるとすごい歯にくっつくからしゃべれなくて、大きい神様に報告できないようになると考えているみたい。すごくユーモラスだよね。

家に来たご先祖様が帰るときのために紙でできたお金と小切手を燃やす。この考えは仏教というよりも道教からくるものらしい。船みたいな形のものも昔の中国のお金を模したもの。



おねえさんの実家は住宅街にあるのだけど、庭にはたくさんの植物があった。
一見、雑草みたいな草もハーブだったりして料理に使うんだって。料理以外にも漢方に用いる草もたくさんある。ひさしぶりに生の草を食べてみました。苦いのもあったよ。
これはライムの一種で葉っぱが2枚つながっている。実はなっていなかったけど、普通のライムよりもとてもすっぱいんだって。

この植物の葉っぱも不思議でまるで蝶のように見える。

庭からもらったジャスミン。すごくいいかおり。






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2 件のコメント:

  1. 美味しそうだね、こういう仏教徒の儀式の時はおにいちゃんとかムザファとかムスリムでも親戚の家だから参加するの?ジャスミンの花もきれいだねー

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  2. おにいちゃんは昼食は一緒に食べたよ。
    でも、基本的にはお互いの宗教行事に参加することはないよ。

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