2010年3月7日日曜日

家具を探しに。。。

土曜日。朝8時半に家を出て家具を探しに。


雨が降っていた朝はちょっと霧がかっていて涼しかった。めずらしい。
それでも、サービスエリアにつくころには暑い。
ねこも寝ている。


行った先は車で2~3時間のマラッカというところ。街が世界文化遺産です。


どこの家や店も間口は狭いのに奥へずーっと長い。時には京都の町屋建築の坪庭みたいのもある。
ここはチキンライスのお店だったけど内部の庭では壁面から水が流れていて涼しげ。
木の色と中国カラーが美しい。


観光用トライショーはにぎやかな装飾。誰が一番初めに考えついたのかな?
海沿いの町だけあってかなり暑い。ほんとうに焦げ付くように暑い。


歴史的な街並みの中でもこんな町工場がある。何をつくってるのかはわからないけど、いいよね~こういう環境。日本の世界文化遺産の街はもっとルールが厳しそうだけど。



マラッカに行った理由は観光じゃなくて家具探し。でも、残念ながらわたしたちの探しているようものはなかった。家具の多くがチャイニーズテイストがふんだんなカービングがデザインとなっているものが多い。もちろんオーダーでも作ってくれるけど、3ヶ月はかかるとのこと。うーん、既成品買っても1ヶ月で価格ももっと安いぞ。ただ、チーク家具の店などに比べると仕上げがとてもきれい。わたしたちが行った店はメルバウを材料として使っている。

そんな中、街中にいくつかあるアンティークショップものぞいてみた。
こういうところっておもしろいよね。価値があるかないかは人次第で値段も高いのか安いのかわからない(ちなみに旦那さんはなぜ古いものにお金を払うのかわからないそう)。もしかしたら、博物館級のものもあるのかもしれないな。
ほんとに、中には素敵なデザインのもの(要レストア)もあるし、現在ではなかなか出会うことのできない無垢材の家具なんかもひしめいている。ほこりを落とした後にどんな姿になるのか想像するのも、アンティークの楽しみの一つなんだろうね。
この店舗も入り口から奥突き当りまで、所狭しと並べられたものたちで溢れていて、おまけに2階まである。すごーく古いものからそんなに古くないものまでいろいろ。
中でも、タイルが素敵だった。歴史的にポルトガル、オランダ、イギリス、イスラム、中国の影響を受けた港町ならではというか、いろいろなスタイルのタイルがあった。それぞれの時代の家屋に使われていたものなのかもしれない。ひとつ手にとって見てみるとMade in Belgiumとあった。



すごく昔のことで展覧会カタログも手元にないけど、ホアン・ヨン・ピンという中国の美術作家のインスタレーションをふと思い出した。沈没したオランダ商船 から引き揚げられた陶器を使ったもので、アジア地域の植民地支配について静かにシニカルに表現したものだった。
今考えると、ヨーロッパ各国からの支配時代 は交易を中心にしたもので、だからきれいな面(文化)も残ったのだと思う。それに比べると日本の支配時代は目的が戦争であったせいで、形に残しておきたく はないものばかりだったのかもしれない。
戦争について表現する時、日本の戦争は美術という分野では表現できないんじゃないかと思う(美しさという意味で)。もちろん、わたしが知らないだけであって表現されているのかもしれない。


少し昔のことを思い出して頭がぐるぐるしたけど、それは暑いせいだったのかもしれない。
もしくはアンティークのお店のせいだったかもしれない。

ものを見て感じるものがあるのは博物館級でもそうでなくてもいいことだな。





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