2010年3月30日火曜日

ペナンまで

週末、2泊3日でペナン。いつもどおり、朝早くに家を出て北へ進む。
クアラルンプールからペナン島までは350kmぐらいあるのかな。今回ももちろん車です。


少し標高の高いエリアも通って行くせいか、朝早いと霧がもくもくと出ていて美しい。霧というより低い雲のかたまりみたい。なんだか南国気分を忘れる。林間学校の朝みたいだ。


今回はサービスには止まらずにいくつかの町におりて休憩してみることに。マレーシアの高速のサービスはマレーの食べ物屋さんしかない。しかも、いくつも店舗があるのにみーんなおんなじもの売っていて残念ながらおいしくはない。たまに大きいサービスにはチェーンの店もあるけど、日本のように「ここのサービスでは名物これ!」みたいのはないなー。まぁ、日本だってそういったものが特においしいわけじゃないんだろうけど。


まず最初の町。IPOH イポー。
イポーはペラ州の州都でマレーシアでは3番目に大きい町。
高速をおりて町に入ると中心に行くほどに、建物が古くなっていく。古い建物の多くがコロニアル様式。
昔は錫の採掘で栄えた町だけど、現在の町を見ると問屋が多いような感じがするな。


町を通っていてもわかるように、本気のチャイニーズエリア。土曜日の朝だったこともあって、どの飲食店も家族連れが多かった。みんな朝からモリモリと麺やら食べていて、なんだか驚き。人が食べてる風景って活気があるもんだね。やっぱり食べることからエネルギーが体にたまってくからかね。
わたしたちもにぎわっている店に入って朝食。旦那さんはコーヒー+トースト+半熟卵。わたしはコーヒー+チーチョウファン。イポーではコーヒーがよく知られているみたいなんだけど、普段コーヒーを全く飲まないわたしにはおいしいかどうかはわからなかった。ただ、このコーヒーはずいぶんと甘くって銭湯のコーヒー牛乳みたいだったな。
先があるのでそんな辺で終了。
この辺りで高速に乗っているとごつごつした岩肌の山が多く見られるんだけど、その中に時々洞窟らしきところが見える。燕の巣の違法採集とかしてんじゃないかなぁ、と。





次に止まったとこは、TAIPING タイピン。
タイピンはペラ州の昔の州都。マレーシアの中でも古い町のひとつ。そして唯一中国名のついた大きな町。19世紀後半には錫の利権をめぐって2つの中国系秘密結社(客家VS福建)の対立が起こり、血なまぐさい戦いにまでなった。争いはイギリスの軍事介入によっておさまり、町が落ち着きを取り戻した頃にタイピンという名前がつけられた。タイピンは漢字で書くと「太平」、見てわかるように永遠に続く平和っていう意味。しかし、その後第二次大戦の頃には日本軍によって町には刑務所が作られた。


町自体は大きくなくてメインストリートに何でもあるように見えた。周囲に山があるせいか、日本の山間の田舎町みたいな印象。新しいものはないけどコンパクトでいい町だなと思った。けっこうお年寄りが多かったんだけど、もしかしたら、彼らも若い頃はギャングスタだったかもしれないよね。マレーシア(クアラルンプールだけかな?)は1970年代頃、町のギャングの多くがチャイニーズ系だったと言われているからな。
タイピンにはとても素敵な公園があって、木陰も芝生もピクニックには最適。山が近いせいかそんなに暑くない。近くにそんな場所があるといいなー。そう、ここにはマレーシアのミネラルウォーターSpritzerの工場もある。

そもそも、タイピンに止まったのはおにいちゃんの奥さん家系がここの出身なのでした。



そんな寄り道をして、やっとペナンブリッジを渡るとこまで到達。



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